センサーで温度が分かる温度計は、その場に足を運ぶ手間が省けたり、遠隔で温度を把握できるのが魅力です。設置型の温度計は近づかなければ見えませんし、光の当たり方や見る角度によっては視認性の問題が生じます。その点、センサー対応のハンディーな温度計であれば、本体を近づけて遠くの温度を知ることができますし、持ち運べるので色々な環境で活躍します。センサーの形状は柔軟性の高いコードや挿し込める棒状など様々ですし、非接触で対象に向けて温度を測れる製品もあります。
赤外線で対象の温度を視覚的に見ることができるので、遠くから体温を測ったり、手が届かない場所を測定するのにも便利ですし、何より衛生面が気になる場面でも安心です。センサー対応の温度計には、ログ機能で過去の推移を記録したり、パソコンに接続してグラフ表示できるものもあります。ネットワーク経由で離れた場所の温度を受け取ったり、大きな変化が発生した時に知らせてくれる機能を持つ製品も存在します。近年はスマホに対応している温度計が多いですから、無線接続のセンサーを設置して、各部屋の温度を把握するのも容易です。
モニターを搭載していないので、その分コストが抑えられていますし、スマホの性能を活かした高機能が実現しているので価格に対し実用的です。スマホ非対応でも、親機と子機で無線接続できる製品が登場していますから、温度管理は着実に進化していますし、誰でも本格的な管理を始めることができます。